ゼロから始める魔法の書 (2) ―アクディオスの聖女 (上)―
![]() | ゼロから始める魔法の書 (2) ―アクディオスの聖女 (上)― (電撃文庫) (2014/11/08) 虎走 かける 商品詳細を見る |
※以下ネタバレ注意
今回、個人的には凄い面白かった。
寝不足の自分が、電車で座って寝ずに眠くならずに読み切ったってだけで、どれだけ夢中になれていたか分かる。
最近、面白くても、眠気には勝てないことが多いし…。
それだけ今回が面白いと思えたからこそぶっちゃける。
えっとこれが電撃大賞? そう思ったデビュー作。
帯に「2014年新人デビュー作№1ヒット」と書かれているのは、さすがに重荷じゃないかと。
これ売上数から書いてるんだろうけど、この売上は、ぶっちゃけ『電撃文庫の大賞』というブランドでの数字なだけなんじゃないかなあと思っちゃう。
二作目の売上は、デビュー作が面白くなきゃ数字は出ないわけで。
デビュー作は個人的には面白かった。
ちゃんと、主人公ヒロインに焦点を当てていて、魅力的でも脇役はあくまでも脇役でと感じられたのは、非常に好感を持てた。
でも、それほどパワーを感じたわけでも無いし、丁寧に書かれた良作、というイメージでしかなかったのだけど…。
それをちょっとでも磨けば光ると見抜いた電撃側が凄いのか、それとも今回は自分の好みにフィットしただけなのか。
まだ結論付けるのは早い。
今回は、まさかの上下巻、下巻はよ! というわけで、下巻でどんだけ楽しませてくれるのか。
それにしても、獣姿×人間という個人的に好みじゃなく、人間に戻すという約束がなければ、二巻を買わなかったであろうこの作品に、ここまで楽しませてもらうとは。
まあ、実は期待はそれほどしていなかった、ていうのも面白く感じさせられた一つの要因ではあるんだろうけど。
なんか、凄い楽しみだ。
あとがきで作者さんハードル上げてるけど…ほんとに楽しみにしちゃうよ?
それでは。